タイ・バンコクのスワンナプーム国際空港のサテライト・ターミナル(SAT-1)が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の建築賞「ベルサイユ賞」で、2024年の世界で最も美しい空港トップ6に選ばれた。
マティチョンの報道によると、スリヤ・ジュンルンルアンキット運輸大臣は14日、ユネスコが毎年発表している建築コンペティション「ベルサイユ賞」で、世界5カ国の空港6件が、その美的品質と利用者の旅行体験への影響が評価されたと述べた。
6件はスワンナプーム空港のほか、米国のローガン国際空港ターミナルとカンザスシティ国際空港、シンガポールのチャンギ空港第2ターミナル、アラブ首長国連邦のアブダビ・ザイード国際空港、メキシコのフェリペ・アンヘレス国際空港。
ベルサイユ賞は、世界の空港や商業施設、ホテル、スポーツ施設、美術館など7分野を対象に、著名建築家らが審査。12月2日にパリのユネスコ本部で、最優秀ベルサイユ賞と内装特別賞、外装特別賞が発表される。
スワンナプームのサテライト・ターミナルは昨年9月にオープン。地上4階、地下2階建てで、総合面積は21万6000平方メートル。航空機駐機場と接続するコンタクトゲートが28カ所あり、乗客の利便性が向上した。
タイ空港公社(AOT)はターミナルのインテリアデザインにタイの建築様式を採用。神話の像やブッタ像、伝統芸術を反映した絵画などが展示されている。