タイ商工会議所(UTCC)は、2024年のローイクラトン祭りの消費額を前年比3.5%増の103億5518万バーツと予測した。過去9年間で最高。消費者の支出は依然として慎重だが、インフレの影響で1人当たりの消費額が約2449.18バーツ(前年度2075.58バーツ)と過去最高になっている。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、UTCCビジネス経済予測センターは全国1250人を対象に調査。「祭りに参加する」と回答したのは50.7%で、外食やイベント参加、買い物などの予定があることが分かった。祭りに参加する理由の第1位は祈りを捧げるためで、第2位はストレス解消のための楽しみや家族と過ごすためだった。
一方、「祭りに参加しない」と回答したのは26.6%。理由として多かったのは、多額の借金や節約のため、収入が不安定、休息のため、人混みを避けるためなどが挙げられた。
祭りで使用するクラトン(灯篭)を選ぶ基準の第1位は自然分解する素材であることで、環境配慮への関心の高さが窺えた。第2位は美しさや価格の安さだった。
祭りの雰囲気については「昨年より活気がある」が20.9%。活気を感じる理由は「祭りだから」が40.4%、「経済刺激措置があるから」が20.8%、「観光客が増えているから」が15%、「イベント会場が多いから」が14.4%。
最も活気があると感じる地域は南部で、北部、バンコク首都圏含む中部、東北部が続いた。