フジテレビは、タイ最大のメディア・エンタメ企業GMMグラミーグループ傘下のGMMスタジオ・インターナショナル社と共同で、日本版『転校生ナノ』の制作に着手すると発表した。10月31日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されたフジテレビグローバル事業戦略発表会には、GMMスタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー兼マネージング・ディレクターのエカチャイ・ウエクロンタム氏らが登壇した。
「転校生ナノ」は、タイのミステリー・スリラーのドラマシリーズ。第1シーズンは2018年、タイの地上波で放送され、第2シーズンは2021年、ネットフリックスで世界配信された。
フジテレビによると、リメイクにあたり、オリジナル版の魅力である「1話完結型」の構造や、ナノの神秘的な存在感を維持しつつ、新しい要素を取り入れることなどを重視した制作方針を明らかにした。
またGMMグラミーグループ傘下のタイ地上デジタルテレビ放送「ONE 31」から、復讐をテーマとしたドラマ5作品を調達。その中でも注目の新作となるドラマ『The Lady and Her Lovers(仮)』に主演するタイ人気女優バイフォーン・ピムチャノック・ルーウィセートパイブーン氏のプロモーション来日も準備する。
エカチャイ・ウエクロンタム氏は「フジテレビとのコラボレーションを通し、日本の一流な才能による創造的な視点を活かして、新鮮でエキサイティングな日本社会を舞台に、新たな『ナノ』を世界に送り出せることを大変光栄に思います。このリメイクは、当社のグローバルIP成長戦略と、『ガール・フロム・ノーウェア』の世界観を世界中に広げるというビジョンに沿ったものです」とコメントしている。