タイ商務省が発表した貿易収支統計によると、9月の輸出額は前年同月比11%増の259億8320万ドルで、3カ月連続上昇した。農産物や食品の需要が引き続き拡大。電子製品や家電製品も成長した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、米国や欧州などの主要市場でインフレが緩和し、需要が増加しているという。また船舶運賃の引き下げによるコスト削減で、競争力が高まった。
輸入額は同9.9%増の255億8900万ドル。貿易収支は3億9420万ドル(27憶3800万バーツ)の黒字。
1~9月の輸出額は前年同期比3.9%増の2231億7600万バーツ。輸入額は同5.5%増の2291億3280万ドル。貿易収支は59億5680万ドルの赤字。
貿易政策・戦略事務局(TPSO)のプーポン・ナイヤナパコーン局長は、今年第4四半期も引き続き輸出が増加すると予測。同省は2024年の輸出の成長率目標を2%、輸出額は過去最高の2900億ドルに達すると予測している。