タイ保健省疾病管理局は9日、謎の病気がアフガニスタンで流行しているため、アフガニスタンからの入国者に対する監視を強化するよう関係機関に指示したと明らかにした。
現地報道によると、アフガニスタンの首都カブールの北約80キロにあるカフシャン渓谷で、これまでに500人以上が感染し、2人が死亡した。地元当局者によると、謎の病気は急速に拡大。主な病状は全身の倦怠感や四肢の激しい痛み、下痢、高熱などだという。
同局のパヌマート局長は9日、アフガニスタンでの病気の流行を認識しており、入国者の検査など水際対策を実施していると述べた。スワンナプーム、ドンムアン、プーケット、ウタパオ、ハートヤイの各国際空港に対し、アフガニスタンからの入国者を厳重に監視するよう要請。発熱などの症状が見られる場合、隔離して検査する。