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タイ通【 社会 】
投稿日時: 2024-08-26 11:49 2024-08-26 09:49

タグ: [ 感染症 ] [ サル痘 ]

タイ初エムポックス感染者確認で水際対策強化

 外務省は23日、タイ国内で初めてエムポックス(サル痘)ウイルス(クレード1)の感染が確認されたことを受け、タイ当局による疾病予防・管理の強化措置の詳細を発表した。

 同省の海外安全ホームページによると、今後、黄熱病の流行国42カ国から出発したタイ入国者は、経由地に関係なく、国際感染症管理局の職員による体温チェック、症状の問い合わせ、皮膚の発疹の観察など、感染スクリーニングを受ける必要がある。スクリーニングは、タイヘルスパスデジタルプラットフォームを通じて登録して行う。

 症状がエムポックスと一致する場合、入国者は隔離され、詳細な病歴のレビューを受ける。国際感染症対策検疫施設で臨床検査のためにサンプルを採取した後、バムラスナラドゥラ感染症研究所(BIDI)に紹介されるという。

 今回感染が確認されたヨーロッパ人患者は、タイ到着時に43人と濃厚接触。モニタリングの結果、濃厚接触者のエムポッスク症状は観察されていない。

 タイ疾病管理局は、モニタリングを21日間実施する。発熱、発疹、リンパ節の腫れの症状がある場合は、すぐに医師の診察を受けるよう推奨している。

 エムポックスの症状は通常、発疹や発熱、頭痛、筋肉痛。多くの患者は咳や鼻水などの呼吸器症状が無いため、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなど飛沫感染で広がる病気よりも感染の可能性が低いと考えられる。エムポックスの主な感染経路は密接な接触。

 同局は感染予防のため、石鹸やアルコールジェルでの頻繁な手洗いや、見知らぬ人との密接な接触・リスやネズミなどの輸入・げっ歯類との接触・アウトブレイクのある地域への入域を避けることを推奨している。

[黄熱病の流行国]アンゴラ、ベナン、ブルキナ・ファソ、ブルンジ、カメルーン、中央アフリカ、チャド、コンゴ(民)、コンゴ、コートジボワール、赤道ギニア、エチオピア、ガボン、ガンビア、ガーナ、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、リベリア、マリ、モーリタニア、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、南スーダン、トーゴ、ウガンダ、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、コロンビア、エクアドル、ギアナ、ガイアナ、パナマ、パラグアイ、ペルー、スリナム、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ)
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