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タイ通【 社会 】
投稿日時: 2024-09-18 14:01 2024-09-18 12:01

タグ: [ タイの話題 ] [ 労働 ]

長期病欠を叱責され出勤、病気悪化で死

 タイ中部サムットプラーカーン県の工場で15日、勤務中の女性従業員が倒れ、搬送された病院で死亡が確認された。女性は病気治療のため5日から12日まで病欠していたが、上司が追加の休暇取得に新しい診断書の提出を求めたため、13日から無理に出勤していたという。

 マティチョンの報道によると、死亡した従業員はスコータイ出身の女性(30歳)。サムットプラーカーン県ムサムットプラーカーン郡のバーンプー工業団地内の電子機器工場で働いていた。

 フェイスブックページ「工場の若者」に16日、女性の同僚がLINEのグループチャットを公開。「女性は上司から病欠を認められず、新しい診断書ではなく死亡届を提出することになった。女性は亡くなった」という内容で、SNSでは会社に対する非難が巻き起こった。

 女性の友人によると、女性は潰瘍性大腸炎と診断され、5日から9日まで診断書を提出して病欠。4日間入院したという。退院後、さらに2日間病欠し、12日夕、上司に13日の休暇を申請したが、病欠期間が長すぎるとして新しい診断書の提出を求められた。

 女性はリストラを恐れ、体調が悪いまま13日に出勤。友人によると、女性は勤務開始後20分で倒れ、病院へ搬送され緊急手術を受けたが、15日午後4時40分に死亡が確認された。

 友人によると、女性はこれまで病気休暇を取得したことはなかった。

 同県労働保護福祉局によると、従業員は年間30日まで病気休暇の取得が認められている。病気休暇が3日以上の場合、雇用主は診断書の提出を要求できるという。同県社会保障事務所は、女性の死亡原因が休暇を取得できなかったためか、病院の治療の失敗のためか、調査する予定。

 バンコク・ポストなどによると、女性の雇用主はデルタ・エレクトロニクス・タイランド。同社は16日、フェイスブックに「同僚を失ったことを深く悲しんでいる。女性の家族や友人に心からお悔やみ申し上げる」と投稿。女性の死に関して徹底的な調査を開始したとしている。
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