タイ高速道路公社(EXAT)は2日、タイ本土から東部トラート県のチャーン島を結ぶ橋の建設事業について、4ルートを策定し公聴会を開始した。第1回目の公聴会はトラート県のムアン地区で実施。参加者は橋の建設を支持したという。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、EXATのガーンパチョン副総裁は、橋の建設はトラート中心部の経済成長に役立つと述べた。交通の利便性が増すことで、住民は本土の学校や病院へのアクセスが容易になり、観光促進の効果もあるとしている。
2026年末までに候補地を決定し、環境影響評価(EIA)の認可を受けて、2029年に建設開始、2033年開通の予定。総事業費は150億バーツの見込み。
橋の建設予定地は4候補。第1ルートは同県レームゴーブ郡の国道3156号線の0.85km地点から、島のバンダンマイの10026号線の8.55キロ地点まで(総距離約9.8km)。
第2ルートは同郡の国道3156号線の0.85km地点から、バンダンマイ10026号線の6.75km地点まで(9.95km)。
第3ルートは同郡の国道4006号線の2.84km地点から、バンダンマイ10026号線の5.3km地点まで(5.9km)。
第4ルートは同郡の国道4006号線の3.5km地点から、バンクローンソン10026号線の1.9km地点まで(5.59km)。