タイ東部トラート県のチャーン島東岸にある廃船ホテルが、新たな観光スポットになりつつある。カオソッド・オンラインの10日付報道によると、ある旅行者が閉業中のリゾートホテル「コチャン・グランド・ラグーナ」を訪れ、7階建ての豪華客船ホテル「ギャラクシーホテル」を観光したことが話題になっているという。
報道によると、豪華客船ホテルはコチャン・グランド・ラグーナの敷地内にある。閉業して閑散としていたが、オーナーが観光スポットとして再オープンしたという。先週末は国内外から多くの旅行者が訪れ、「幽霊船」を観光した。
幽霊船は、チャーン島のアオ・サッパロット船着場から車で約27キロメートル。客室や会議室などがあり、全てのフロアが開放されている。一部の客室は、テレビや冷蔵庫など当時の設備が残されている状態だという。入場料は、コチャン・グランド・ラグーナ(ビーチ観光)は1人100バーツ。幽霊船に入場する場合は、追加料金50バーツとなっている。
同リゾートは20年前に開業。チャーン島への注目が高まり始めた時期で、豪華客船は高級ホテルとして建造され、人気を博した。その後、経済不況に見舞われ、経営者が数回にわたり交代。ホテルの7階から墜落死亡事故もあり、閉鎖されていた。