タイ憲法裁判所が14日、セター・タビシンを首相職から解任したことを受け、メディア・インテリジェンス(MI)のパワットCEOは、今年の残り4カ月間の広告支出は縮小すると予測している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、パワット氏は、首相や閣僚の交代で2~3カ月の政治空白が生まれ、政府の予算支出や政策に影響が出ると述べた。2024年の広告支出は、昨年と比べて横ばいか、前年比0.2%減の846億8800万バーツと予測している。
1~7月の広告支出は、前年比4.9%増の494億3300万バーツ。年末までは家計債務の増加による内需の伸び悩みで、ブランド各社は広告予算を削減する見込み。
セター氏が留任した場合、通年の広告支出は前年比3.3%増の876憶1700万バーツの予測だった。