トヨタ・モーター・タイランド(TMT)が発表した自動車販売統計によると、3月のタイ国内販売台数は、前年同月比29.8%減の5万6099台で、前月に続き減少幅が拡大した。第1四半期(1~3月)では、前年同期比24.6%減の16万3756台。ブランド別では、トヨタが首位で同21.7%減の5万8810台。市場シェア率は35.9%だった。
カオソッドの報道によると、2位はホンダで、同3.3%減の2万5104台(市場シェア率15.3%)、3位はいすゞで、同48.2%減の2万4444台(市場シェア率14.9%)。
3月の乗用車販売は、前年同月比25.1%減の2万2342台。商用車は同32.6%減の3万3757台。1トンピックアップトラックは同45.5%減の1万9648台。
同社のスパコーン・ラッタナワラハ執行副社長は、売上の減少について、経済全体の減速が続き、購買力が限られている結果だと指摘。金融機関の融資条件厳格化の影響が大きいと述べた。
一方、ハイブリッド自動車(HEV)販売は1万2689台で、同68.9%の大幅増。3月の電動車(XEV)販売は同19.5%増加した。バッテリー式電気自動車(BEV)は同25.6%減の5167台、プラグインハイブリッド車(PHEV)は同27.1%減の897台だった。
1~3月の国内販売は、乗用車が前年同期比15.4%減の6万5615台。首位のトヨタは同40.8%減の1万6631台(シェア率25.3%)、2位のホンダは同20.2%減の1万4198台(シェア率21.6%)、3位の三菱は同5.1%減の4954台(シェア率7.6%)。
商用車は同29.7%減の9万8141台で、首位のトヨタは同10.3%減の4万2179台(シェア率43%)。2位のいすゞは同48.2%減の2万4444台(シェア率24.9%)、3位のホンダは同33.4%増の1万906台(シェア率11.1%)。
1トンピックアップトラックは同44.4%減の5万6425台で、首位のトヨタは同35.7%減の2万5248台(シェア率44.7%)。2位のいすゞは同50.6%減の2万1481台(シェア率38.1%)。3位のフォードは同46.3%減の5931台(シェア率10.5%)。
改造ピックアップトラック(PPV)は9814台で、首位はトヨタ(3648台)、2位はいすゞ(3168台)、3位はフォード(2139台)、4位は三菱(732台)、5位は日産(127台)だった。