タイ商務省事業開発局(DBD)の2日発表によると、3月の新規企業登記は、前年同月比15.75%減の7733件、登録資本金は92.61%減の221億4600万バーツだった。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、DBDのオラモン局長は、1~3月の新規企業登記は2万5003件で、前年同期比では4.5%減少したが、過去10年(2014年~2023年)では高い数字だと述べた。
業種別では多い順に、建築業が7.83%、不動産業が7.63%、飲食店が4.37%を占めた。
倒産件数は、前年同期比17.33%減の911件で、登録資本金は75.39%減の55億8228万バーツだった。1~3月では前年同期比14.05%減の2809件、登録資本金は60.05%減の119億4357万バーツだった。
業種別では多い順に、建築業が10.54%、不動産業が5.48%、飲食店が3.81%を占めた。
3月31日時点で営業している事業者数は190万2239件で、登録資本金は29兆8300億バーツ。法人は91万2297件で、登録資本金は22兆1000億バーツ。株式会社は70万9556件で、資本金15兆8800億バーツ(77.78%)。パートナーシップ会社は20万1283件で、資本金は4800億バーツ(22.06%)、公開会社は1458件で、資本金は5兆7400億バーツ(0.16%)。
1~3月に最も成長率が高かった企業業種は音楽・芸術で、前年同期比64%増加した。登録資本金は同777.23%増。続いて、家具小売りは同57.78%増(資本金46.83%増)、自動車関連部品は同47.62%増、スパは同35.59%増(資本金30.29%増)、ホテル・リゾートは同37.75%増だった。宿泊事業は99%以上が小規模事業者だった。
DBDは2024年の新規企業登記について、前年に比べて上昇傾向だと分析。上半期は4万6000~5万件と予測している。