タイ商務省事業開発局(DBD)の発表によると、2024年1~2月の新規企業登記は、前年同期比1.57%増の1万7270件で、登録資本金は14.52%増の457億9441万バーツだった。認可された外国企業は109件。国・地域別では、日本が31件(159億3000万バーツ)で首位。
マティチョンの報道によると、新規企業登記の業種別では多い順に、建設業が1378件(登録資本金30億2009万バーツ)、不動産業が1311件(同52億7520万バーツ)、飲食店が743件(同13億7409万バーツ)。
倒産件数は、前年同期比12.37%減の1898件で、登録資本金は11.74%減の63億6129万バーツ。業種別では多い順に、建設業が192件(登録資本金4億4651万バーツ)、不動産業が100件(同4億983万バーツ)、飲食店が71件(同1億8590万バーツ)だった。
新規外国企業の登録資本金は265億4200万バーツ。日本に続いてシンガポールが18件(17億6000万バーツ)、アメリカが15件(9億5900万バーツ)、中国が11件(8億9200万バーツ)、香港が7件(6億2100万バーツ)だった。
業種別では、電子商取引や電気自動車(EV)分野への投資が増加。電子商取引業の新規外国企業登記は、前年同期比31.96%増の479件。登録資本金は同32.91%増の5億5506万バーツだった。
飛躍的に成長しているEV関連産業では、国内外からの新規参入が増加。電気制御システムメーカーの法人は、現時点で31件。登録資本金は145億3719万バーツ。大手企業が22件と7割を占め、登録資本金は144億8019万バーツ。
過去3年間の業績は、2020年:収入2720億1667万バーツ(179億2772万バーツ黒字)、2021年:収入2425億5567万バーツ(182億3756万バーツ黒字)、2022年:収入2824億4052万バーツ、(226億5461万バーツ黒字)。
電子機器メーカーの法人は122件。登録資本金は766億7467万バーツ。大手企業は85件(69.67%)で、登録資本金は719億6755万バーツ。過去3年間の業績は、2020年:収入5033億9436万バーツ(237億7613万バーツ黒字)、2021年:5340億3621万バーツ(234億8256万バーツ黒字)、2022年:5929億2542万バーツ(347億2824万バーツ黒字)。
充電ステーション事業の法人は9件。登録資本金は317億5846万バーツ。中堅企業が4件(44.44%)で、登録資本金は313億2801万バーツ。過去3年間の業績は、2020年:収入31億9155万バーツ(3億7578万バーツ黒字)、2021年:収入30億8407万バーツ(1億9464万バーツ黒字)、2022年:30億2938万バーツ(5242万バーツ赤字)。
EV産業への過去4年間(2020年~2023年)の投資は14件で、登録資本金は221億3480万バーツ。主な外国投資家は、シンガポール、中国、香港、日本、アメリカ、英国。