タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センター(CEBF)は21日、年末年主の消費動向について、消費金額は前年比2.8%増の1059億2400万バーツ、過去4年で最高となると予測した。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
調査は10月に全国1258人を対象に、12月29日から1月1日までの消費を尋ねた。センター長のタナワット氏によると、経済に対する不安感から個人消費は慎重さが残るものの、全体的な雰囲気は改善しているという。
消費目的は自分のための用途が大半で、「パーティーなどで楽しむ」は71%、「功徳のため」は56%、「国内観光」は45%だった。
国内観光については、山や海へ家族と旅行を計画している人が多く、消費金額は1人当たり約6023バーツだった。海外旅行を計画している人の消費金額は、1人当たり3万5573バーツだった。
今年のタイ経済については、「GDP成長率は2.1~2.5%」が50%、「1.5~2%」は29%で、回復は明確ではないと回答した。2024年のGDPは「2.5~3%拡大」が56%、「2.5%以下」は32%だった。
政府が開始した闇金融救済措置については、「ある程度解決する」と答えた人は62.5%、「やや解決する」は30.6%だった。2017年の政府福祉カードによると、闇金による債務者は約100万人、負債総額は1000億バーツに上っている一方、債務者の債務整理手続きを支援する制度への登録者は数十万人、負債総額は約10億バーツに留まっている。