タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センター(CEBF)は7日、11月の消費者信頼感指数(Consumer Confidence Index:CCI、100以上が好感)は、前月の60.2から60.9へ上昇し、2020年3月以来、過去45カ月ぶり高水準となった。上昇は4カ月連続。一方、世界経済の減速やインフレの影響で、消費は活発では無いと指摘した。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
項目別では、全体経済は55.1(前月54.5)、就職機会は57.6(同57)、将来収入は69.9(同69.2)、現在の消費者心理は44.6(同44)、将来信頼感は68.7(68)にそれぞれ上昇した。
同センターは、指数は依然として100を下回り、消費者が経済状況に自信を持てないことを示していると説明。生活費の高騰や、各国の政策金利の引き上げ、ロシアとウクライナやイスラエルとハマスの戦争長期化も不安の種で、国内消費に心理的な影響を及ぼしているとした。