タイの首都バンコクの商業施設で3日、中国人観光客が死亡した銃乱射事件を受け、セター首相は在タイ中国大使に電話でお悔やみを伝えた。タイ政府は先月25日、中国人観光客のビザ免除措置を開始したばかり。中国人観光客の誘致に力を入れてきただけに、観光への影響が懸念される。
中国人女性とミャンマー人女性が犠牲となった銃乱射事件を受け、タイ政府広報局は4日、セター首相が中国大使とミャンマー大使に電話で報告し、心からのお悔やみを表明したと明らかにした。犠牲者と遺族に対し、タイ政府として最大限の援助を提供するという。
またタイ国政府観光庁は4日、公式フェイスブックで、事件の被害者と家族にお悔やみを表明した。
タイ政府は、被害者に関係する大使館との主要窓口として、5日から「指令センター」を設置。被害者と家族への支援と調整にあたるという。
またタイ警察は、今回の事件は連続した発砲事件ではなく、単発の終息した事件だと繰り返し、タイ観光の安全性を協調した。