プラチャーチャート・トゥラキットの25日付報道によると、タイ工業連盟(FTI)自動車産業部会のスラポン副会長は、今年の自動車生産目標台数を5万台引き下げ、190万台に修正すると明らかにした。国内市場の低迷が理由。
報道によると、タイでは世帯債務が国内総生産(GDP)比で90.6%に上り、金融機関のローン審査が厳しくなっているという。また数カ月に渡り輸出が減少し、多くの関連産業で勤務日数や労働時間が縮小。収入と購買力の低下に繋がった。
電気自動車(EV)の拡大も影響した。EVはガソリン車のシェアを5%以上奪う勢いだが、タイ国内で生産しておらず、輸入車に頼っているのが現状だ。
6月の自動車生産台数は、前年同月比1.78%増の14万5557台だった。国内向けは同2.01%増の6万0648台、輸出向けは同4.66%増の8万4909台。
1~6月は前年同期比5.91%増の92万1512台。国内向けは同1.48%減の39万0857台で、輸出向けは同12.09%増の53万0655台だった。
6月の国内販売台数は、前年同月比5.16%減の6万4440台。輸出販売は同20.22%増の8万8826台だった。エンジンや部品などを含めた輸出額は、同17.37%増の816憶7662万バーツ。1~6月は前年同期比8.99%増の4817憶8486万バーツだった。
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