トヨタ・モーター・タイランド(TMT)が26日発表した自動車販売統計によると、今年上半期(1~6月)の国内販売台数は、前年同期比5%減の40万6131台だった。観光業の回復で需要が拡大した一方、発足が遅れている新政府の経済政策が不透明なことや、金利の上昇が買い控えを招いている。
乗用車は同9%増の14万8087台、商用車は同11.4%減の25万8044台、1トンピックアップトラックは同19.7%減の18万2957台だった。
メーカー別では、首位はトヨタで13万6859台(同3.6%減)。2位はいすゞで8万6281台(同21.5%減)。3位はホンダで4万6134台(14.9%増)だった。
TMTの山下典昭社長は、今年下半期の自動車販売台数について、メーカー各社が新型車の投入やキャンペーンを展開し、前年同期比0.7%増の85万5000台になると予測。観光業の回復やインフレ率の鈍化で、個人消費は拡大するとした。
6月単月の販売台数は、前年同月比5.2%減の6万4440台だった。乗用車は同24.2%増の2万4333台、商用車は同17.1%減の4万107台、1トンピックアップトラックは同27.3%減の2万7339台。
メーカー別では、首位はトヨタで2万877台(同0.7%減)。2位はいすゞで1万2505台(同37.9%減)。3位はホンダで7067台(同60.8%増)だった。