日本政府観光局(JNTO)が21日発表した訪日外客数(推計値)によると、5月に日本を訪れたタイ人は前年同月(2922人)比2662%増の8万700人だった。回復率は2019年同月比で74.8%。
5月の訪日外国人旅行者数は189万8900人。桜シーズン後の閑散期にあたり、旅行者数は前月より減少した。回復率は2019年同月比68.5%で前月を上回り、着実な回復を見せている。
地域別では、東アジア地域は韓国などからの旅行者が増加した。東南アジア・欧米豪地域は、シンガポールや米国市場が2019年同月比を超える回復を見せ、押し上げ要因となった。
国別では、訪日客数の多い順に、韓国が51万5700人(前月46万7000人)、台湾が30万3300人(同29万1600人)、米国が18万3400人(同18万3900人)、香港が15万4400人(同15万2800人)。タイは中国に次ぎ6番目だった。