米ニールセンが15日発表したタイ国内の広告市場に関する調査によると、5月の広告市場規模は前年同月比5%増の100憶8800万バーツだった。増加は2カ月ぶり。
媒体別では、前年同月比で7部門中5つの媒体が増加。伸び率が最も高かったのは、屋外・交通機関で13億5000万バーツ(同30%増)だった。テレビは56億5400万バーツ(同0.4%増)、インターネットは22億9000万バーツ(同6%増)、ラジオは3億100万バーツ(8%増)、映画は1億8900万バーツ(同4%増)だった。
一方、印刷物は2億2800万バーツ(同13%減)、店内は6700万バーツ(同15%減)だった。
種類別では、食品飲料が最も多く、17億3000万バーツだった。次いで化粧品類が13億9400万バーツ、小売り・飲食店が8億2300万バーツ。政府消費は2億6300万バーツだった。
広告主別では、ユニリーバ(タイ)が5億2800万バーツで最も多く、次いでネスレが2億3500万バーツ、バイヤスドルフが1億4800万バーツだった。