タイのインフルエンサーで、外務省の招へいプログラムで1月下旬に日本を訪問した「びーむ先生」が7日、在タイ日本大使館で帰国報告会を開いた。びーむ先生は日本訪問中、各地の観光地を訪れたほか、日タイの共通課題である防災やごみ処理の視察も行い、日本の取り組みについて「意識が高い」と話した。
びーむ先生は本所防災館(東京都)や流山市クリーンセンターを視察。びーむ先生のYouTubeチャンネルでは、地震体験をしたり、ガラス越しに焼却施設やごみの分別作業を見学したりする様子が投稿されている。
佐賀県の嬉野温泉や埼玉県の放水路地下神殿、東京港、日比谷高校(東京都)なども訪れ、日本人の学校や地方の生活に触れたという。
報告会には、応募で集まったタイの若い世代を中心に53人が出席した。日本の寿司やスイーツが振る舞われ、参加者は日本の食文化を体験した。びーむ先生は8日、自身のFacebookページで、「日本の皆さんが温かく歓迎してくれた。日本で見たことを動画などで精一杯発信して、タイの皆さんに見てもらった」と感謝を述べた。