タイ中部アユタヤ県の日本人村で8日、花見フェスティバルが始まった。16日までの期間中、ウィークエンドマーケットやステージショーが楽しめる。
平日は午前9時半から午後5時まで、土日祝日は午前9時半から午後6時まで開催する。タイ国政府観光庁(TAT)は「歴史のある街で日本文化に満ちた雰囲気を楽しんで」としている。
TATによると、16世紀初めに朱印船貿易に携わった日本人がアユタヤに村を築き、最盛期には3千人以上が住んでいたという。日本人の多くはアユタヤの傭兵として、ビルマ軍との戦いにも参戦。当時の日本人町の町長である山田長政は、22代ソンタム王から官位を与えられるほど活躍した。
日本の鎖国で、18世紀初めに日本人町は消滅。現在は敷地内に記念の石碑や日タイ修交120周年記念館が設立され、日タイ友好の歴史を知ることができるという。