在タイ日本大使館は10日、新型コロナウイルスの水際対策によるタイの入国規制が再び変更され、18歳以上の外国人入国者に求められていたワクチン接種証明書の提示は不要になったと発表した。タイ航空当局が各航空会社に10日、通知した。
同大使館によると、入国時にPCR検査を求められる国(中国、インドなど)からタイに入国する乗客は、少なくとも1万米ドルの新型コロナ治療を含む保険加入が必要。保険加入期間は、タイ滞在期間+7日間。乳幼児を含め年齢を問わず必要で、学生等については、タイの受け入れ先からのレター等(新型コロナ治療をカバーする保険に関するもの)の提示でも可能になっている。
同大使館は、外国人がタイで新型コロナに感染して病院で治療や入院をすると医療費が高額になる可能性があるため、対象者でない場合も必要に応じて新型コロナ治療を含む保険加入を検討するよう呼び掛けている。
保険未加入でも搭乗拒否はされないが、タイの検疫担当官が、こうした国からの渡航者をランダムにチェックするという。保険を持っていない場合、タイ入国手続き前に購入する必要がある。
一方でタイ旅券保持者、航空機乗継ぎでタイに入国しない者、タイの労働許可を保持する外国国籍者、飛行機の搭乗員、外交・公用旅券または国連レセパセ所持者は、保険が免除されるという。