カシコーン・リサーチ・センター(KRC)は、今年の豚肉価格が過去10年で最も高い水準となると予測している。
タイ地元紙によると、今年の豚肉価格は、伝染病による影響で生産量が落ち込んでいること、飼料価格が上昇していること、景気回復後の需要増などを見込んで前年比30%増の1キロ190〜220バーツほどになるとしている。
今後新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウンなどが実施されたり、政府による豚肉価格対策が行われれば、この高騰を和らげられる可能性はあるものの、中国正月やタイ正月などの需要次第で、更に豚肉価格が上昇する可能性があると見ている。
ここ最近の豚肉価格高騰を受けて、タイ政府は近隣諸国に流れていた生きた豚の輸出を禁止し価格高騰対策に乗り出す姿勢を見せている。