車両をはじめ主要システム一式が日本製というバンコク都内の新路線パープルライン(タオプーン~バーンヤイ間)が、来月(5月)から乗客を乗せたテスト運行を開始する。
タイ地元紙によると、タイ国高速鉄道公社(MRTA)ピラユット総裁は、テスト運行は来月から7月までと語っている。テスト運行中は、午前7時から午前9時および午後4時から午後6時までの4時間のみ運行。
シリキット王妃の誕生日である8月12日に正式開業を予定しており、運賃は16バーツから42バーツとなる。
<ただし地下鉄(MRT)への乗り換えはシャトルバス>
パープルラインはバンコク北部と隣県のノンタブリーを結ぶ路線。バンコク側の終着駅であるタオプーン駅から一番近い駅であるMRTバーンスー駅は約1キロほど離れており、接続面での課題がある。
タオプーン駅までMRTを延伸する計画を立てているが、この計画が予定通り実行されたとしても、来年7月頃になる見通しだ。それまではタオプーン駅とバーンスー駅の間をシャトルバスが運行することになっている。
一日あたりの想定利用者数を15万人と予想しており、この問題が影響を及ぼす可能性はあるものの、バンコクのベッドタウンとなっているノンタブリーに住む市民からは歓迎されている。