各報道によると、プゥア・タイ党所属議員で反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は23日、現在プームヂャイ・タイ党が制定に向けたキャンペーンを展開している恩赦法案が国会審議に回されるような事があれば、赤服軍団を大量に動員して制定を徹底阻止する考えである事を明らかにした。
プームヂャイ・タイ党が提案する恩赦法は、同盟(赤服)及び民主主義市民連合(黄服)の刑事責任を問われた集会参加者を対象にしたもので、政府及び与党国会対策委員会は制定に消極姿勢を示しているが、22日までに与党チャート・タイ・パッタナー党最高幹部のバンハーン元首相が制定に支持を表明している。
また、恩赦対象になる同盟・連合何れも制定に反対姿勢を示している。
先にプームヂャイ・タイ党による恩赦法制定の動きは己の保身と最高幹部のネーウィン・チットチョープ氏等のイメージ向上を意図したものでしかないと指摘していたヂャトゥポン氏は、同党の動きは、東北地方への勢力拡大を意図した大義名分として掲げられた和解推進とは一切無関係なものであると指摘した上で、まず91人の集会参加者の死亡や2,000人以上の集会参加者の負傷に関与した者に対する法的処分を最優先して取り組むべきであると指摘した。
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