各報道によると、チンナワウォン養育大臣は7日、同日の閣議の席上で、学校間の抗争を繰り広げている学生対策の為に、社会開発・人間の安全保障省、法務省、公共保健省、バンコク行政本庁等の関係機関の協力のもとで抗争防止や学生の矯正推進の為の委員会を設置し対策に乗り出すことが承認されたことを明らかにした。
またその一環として、抗争に関与するおそれがある性行がある学生の動向を掌握する為に、各教育機関に対して当該学生に関する資料の国家警察本部への提出を要請すると共に対策推進の為に学生や保護者、教育機関等が一体となったネットワークを創成する方針が確認された。
チンナウォン教育大臣によると、長期的には品行矯正や公衆道徳植え付けの為のカリキュラムの創成や公共保健省精神衛生局の協力による危険な学生のケア、学校間抗争問題対策立案の為の研究部会の設置を検討しているという。
一方、抗争絡みで逮捕された学生を社会奉仕の為に南部国境三県域に送致するとの案に関しては、単なるアイデアの一つでしか無い段階にあるため閣議の席上では協議されなかったが、当該学生矯正プログラムの一環として南部国境三県域への送致とは異なる方法での社会奉仕活動や軍の協力の下で行われる矯正プログラムの導入等を考えているという。
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