各報道によると、22日にプームヂャイ・タイ党本部前で発生した爆破事件に絡んで、爆発物が仕掛けられていた果物搬送用カートの本部内への持ち込みを指示していた容疑が持たれている、バイクタクシー運転手で民主主義市民連合レームチャバン支部付自警組織員の男がカンボジアとの国境線付近に潜伏している事が24日までに明らかになった。
初期段階の報道では、警察側が男の居場所を突き止め、逮捕状の発行を待って逮捕になり出す方針であると伝えられていたが、その後の報道では男は既にカンボジア領内に逃走したと見られていると報じられている。
一方、警察は、カートを押している際に爆発が発生し負傷を負った男が、雇われて果物搬送用カートを押し、党本部前についたところで電話でカートを本部脇に置くよう指示され、その直後にカートから爆発が発生したと供述している音声テープを公開した。
また、プームヂャイ・タイ党のスパチャイ報道官は、カートを置くよう指示された場所がネーウィン・チットチョープ氏を初めとする党の重要幹部の通り道であること、また爆破発生日に党会議が招集される予定になっていたことから、首謀者は党の重要幹部の生命に危害を加える目的で犯行に及んだ可能性があると指摘した。
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