各報道によると、民主党党首付報道官のテープタイ・セーンポン氏は8日、同党所属チョンブリー県選出下院議員のトンロート・トングルーンセート氏が国王賛歌斉唱中に起立しなかった問題に関する真相を解明する為に専門委員会を設置する考えである事を明らかにした。
先に反独裁民主主義同盟及びプゥア・タイ党が、5日にチョンブリー県サタヒップ郡内で開催された船員訓練関係行事の中で行われた国王賛歌斉唱の際にトンロート氏が起立をせず国王に敬意を示さなかった事が不敬行為に該当するとして、政府及び民主党に対して同氏を不敬罪で処分し、同罪の適用に二重基準が存在していない事を社会に示すべきであると指摘していた。
一方、不敬罪疑惑の渦中にあるトンロート氏は、国王賛歌斉唱の際に起立しなかったのは自分の誤解によるもので、自分は国王、王室に敬意を持っており、また間違いを犯し得る普通の人間として過ちを認める用意があると語った。
トンロート氏によると、国王賛歌斉唱の際に起立しなかったのは、船員に対する訓練や船員コミュニティー関連の政策に我を忘れて思いを馳せていた為に周りの動きに気がつかなかった為だという。
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