8日10:00過ぎまでに確認出来た各報道によると、7日23:00前から8日1:00過ぎにかけて、サーラーデーン交差点付近とルンピニー公園第4ゲート付近で銃乱射と爆発が連続して発生し、8日7:00過ぎまでに警察官2人が死亡し、反独裁民主主義同盟の集会活動に反対する活動を展開していたシーロムグループや警察官、軍関係者10人前後が負傷した。
7日23:00前に発生した事件は、20人から30人位のシーロムグループがサーラーデーン交差点ドゥシターニーホテル側で集会反対活動を展開していた際にグループに向け銃撃が発生したというもので、この銃撃により警戒にあたっていた警察官1人が死亡し、グループや警察官、軍関係者に負傷者が出た。
各報道は、これまでの調べで、最初に同盟側が占拠しているルンピニー公園側から3回の破裂音が聞かれた後に6発の銃声が聞かれていた事が確認されていると報じている。
また初期段階の報道では、シーロム通りからサーラーデーン交差点に入ってきたバイクからシーロムグループの警戒に当たっていた警察官に向け複数発の銃弾が発砲されたと報じられていた。
また8日1:00過ぎには、ルンピニー公園第4ゲート近くの警察検問所付近に向け3発の爆発物が撃ち込まれ、4人の警察官が負傷し病院に搬送され、内1人の警察官が搬送先の病院で死亡した。
警察側は、犯行にM79が使用されたとみて解析作業を進めている。
2件の不穏な動きが連続して発生した事に関して国家警察本部のポンサパット報道官は、情勢扇動を意図した同一グループによる犯行との見方を示した。
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