パニット外務大臣補佐官は30日、タクシン元首相がスウェーデンのストックホルムに滞在中との報告を受けている事を明らかにした。
26日にアラブ首長国連邦を出国し27日から28日の間にスウェーデンに入国していたと見られている。
27日の時点で、26日夜に電話でタクシン元首相とコンタクトをとったというカッティヤ・サワディポン少将が、同元首相がヨーロッパに向け移動中だった事を明らかにしていた。
パニット補佐官によると、タクシン元首相がUAEを出国した理由に関しては現時点では不明であるとしたが、これまでにUAE当局側からタクシン元首相が同国を拠点にしたタイ国内の情勢を扇動する行為を認め無いとの言質が得られているという。
また、パニット補佐官は、スウェーデンとの間で国際犯罪人引渡条約が締結されていない事を確認した上で、既に同国当局に対してタクシン元首相のタイ国内情勢扇動を意図した政治活動を禁じるよう要請し、同国側から良好な回答が得られている事を明らかにした。
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