タクシン元首相の娘のピーントーンターさんとペートーンターンさんの2人が10日にチューリッヒ経由でドイツに向かう予定になっている事が近い筋からの情報で明らかになった。
表向きには、既に予定されていたビジネス関連の渡航であると説明されているが、今回の渡航の背景に反独裁民主主義同盟の大規模集会を契機とした騒乱状態に対する懸念や自分たちが人質にされてしまうのでは無いかとの懸念があるとの指摘(プゥア・タイ党筋)もある。
尚、息子のパーントーンテーさんと元夫人のポヂャマーンさんに関しては、9日に香港に向け飛び立ったとする報道と、近日中に国外に渡航する予定になっているものの、9日現在はタイ国内に留まっているとする報道がある。
タクシン元首相の家族に関しては、昨年のソンクラーン期間に行われた同盟の大規模集会の際にも国外に渡航していた事が確認されていた。
尚、その際に同行していたとされる元タイ・ラック・タイ党幹部のスダーラット・ゲーユラパン女史や同時期に国外に滞在していた従兄のチャイヤシット・チンナワット大将等の動向に関しては不明。
タクシン元首相は10日、大規模集会の期間中に家族が国外に脱出する事に関してTwitter上で質問してきた学生に対して、ビジネスの為の渡航であると回答し、間接的に期間中の家族の国外渡航が事実であると確認している。
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