民主党のブラナット報道官は10日、赤服軍団強硬派が東北部全域に展開し、タクシン元首相の資産差し押さえ案件の判決公判前迄に国内を騒乱状態に持ち込む為の準備を進めているとの情報を得ている事を明らかにした上で、先に伝えられていた反独裁民主主義同盟幹部とプゥア・タイ党主要党員のパンロップ・ピンマーニー大将やカッティヤ・サワディポン少将といった強硬派との対立は、万が一の場合の責任逃れの為のヤラセでしかないと指摘した。
また、ブラナット報道官は、赤服軍団側は、第一段階として10日から19日にかけてタクシン元首相の資産没収に対する嫌悪感を植え付けると共に当該裁判への妨害を正当化させる為の心理戦を大衆に仕掛け、第二段階として20日から26日にかけて国家汚職防止取締委員会や憲法裁判所、行政裁判所、枢密院、首相官邸等の複数箇所での集会活動を展開し人員の増員を進め、最終段階で反独裁民主主義同盟学校出身者が火炎弾等を利用して破壊活動を仕掛けると共にネットやコミュニティーラジオ局を利用して政府側の仕打ちであると喧伝し、総仕上げとして武装した自警要員を投入して国内を騒乱状態に陥れる事を計画している疑いがある事を明らかにした。
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