プゥア・タイ党下院議員団長のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は2日、旧タイ・ラック・タイ党幹部のスダーラット・ゲーユラパン女史が党内に混乱をもたらす元凶であると怒り口調で指摘した。
チャルゥム警察大尉によると、長期間に渡ってスダーラット女史の一派から嫌がらせを受けている事を知っていたが、タクシン元首相やポヂャマーン元夫人に遠慮してこれまで攻撃を控えていたという。
また、チャルゥム警察大尉がマスコミの取材を受けていた際に、たまたまエレベータから出てきたアヌディット・ナーコンタップ空軍大佐等のスダーラット派の議員や旧タイ・ラック・タイ党議員に向かって喧嘩口調で「マスコミに悪口を言ったり、息子の出馬を阻止したり、比例代表の順位を変えたお前等は俺の敵だ。軍の階級を持つアヌディットは所属を間違えている。俺側に付くべきだ。」と叫ぶ場面も見られたという。
この発言は、同日夕方開かれた党会議終了後に語られたもので、これに先だってチャルゥム警察大尉は、不審任決議案に介入すると共に党の運営に影響力を持とうとしている一部の旧タイ・ラック・タイ党幹部による干渉により、政府を崩壊させるに足る十分な証拠が揃っていない情報が数多く寄せられ提出準備に支障を来しているだけでなく、審議の主導権や審議の際に発言する議員の人選をする裁量権まで脅かされていると指摘し、旧タイ・ラック・タイ党の特定幹部に対して強い不快感を示していた。
更に、その際にチャルゥム警察大尉は、自分が党首に就任するとのデマ報道は、一部の旧タイ・ラック・タイ党幹部により意図的に流されたデマであると確信していると語り、旧党の特定幹部との間に深刻な対立がある事を言外に臭わしていた。
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