元チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は28日、国会ビル前で記者会見を開き、旧チャート・タイ党元党首のバンハーン・シルパアーチャー氏及び同副党首のソムサック・プリサナーンタグン氏は即座に憲法改正に対する口出しを止めるべきであると指摘した。
国会ビル前にデスクを持ち込んで行われた記者会見の中でチューウィット氏は、ソムサック氏が首相宛に公開質問状を出してまで前進させたいと欲している憲法改正、特に小選挙区1人選出制への改正は、国内和解に結びつかない単なる特定の下院議員だけにメリットをもたらすものでしかないと指摘した上で、バンハーン氏とソムサック氏は憲法裁判所の判決に従いおとなしく政治活動から身を引いているべきであると指摘した。
また、民主党が連立与党が進める憲法改正への不支持を決定した事に関しては、適切な判断であったと指摘すると共に、今後も憲法改正という大仕事にあたっては今のスタンスを維持しておくべきである
と指摘した上で、自分に対する約束を反故にしたようなバンハーン氏やソムサック氏には、約束などと言う言葉を使って憲法改正不支持を決定した民主党を非難する権利は無いと指摘した。
チューウィット氏によると、チャート・タイ党に合流した事に懲りて、二度とメリットの無い費用を無駄に費やすような政治の世界に入る気持ちは無く、今回の発言には政治的な思惑は一切無いという。
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