プゥア・タイ党下院議員団長のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は26日、クーデターが計画されているとの噂は単なるデマに基づいたものでしかなく、クーデターが発生する事がないことを約束する事が出来ると語った。利権喪失グループが意図的にデマを流布した疑いがあるという。
これに先立ち、反独裁民主主義同盟・赤服軍団がカオ・ソーイダーオで開催された集会の際に、プラユット副陸軍司令官を名指ししてクーデターが計画されている疑惑を追究し、更にその疑惑に絡んでタクシン元首相がクーデターが発生したら亡命政府を樹立し徹底抗戦すると宣言していた最中に25日夕方には首都圏内で戦車の移動が確認された事を受け、俄にクーデター計画の存在が現実的になったとの憶測が飛び交い、更に26日にはプゥア・タイ党のプロームパン報道官が、戦車の移動は連立与党による憲法改正の動きにストップをかけると共に潜在力を見せつける為の軍側による恣意行動であると指摘していた。
チャルゥム警察大尉によると、党議長のチャワリット元首相との協議の際にクーデターの計画は存在しておらず、また軍を含む全ての層がクーデターを望んでいないことが確認されており、また、25日にバンコク内で目撃された戦車の車列は、メインテナンスの為の移動で間違いないことが確認されているという。
また、チャルゥム警察大尉によると、クーデターが計画されているとの情報を受け先週末に親しい人物のところに一時身を寄せる為にカンボジアに入国したが、その後その情報がデマであった事が分かりタイに戻っていたという。
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