民主党党首付報道官のテープタイ・セーンポン氏は9日、憲法改正に関する党の方針を国会開会前迄に決定する見通しである事を明らかにした。
この発言は、8日に連立与党のプームヂャイ・タイ党、チャート・タイ・パッタナー党及ぶプゥア・ペーンディン党が2箇条の憲法改正を前進させる方針を確認した上で、民主党の決定を待たずに憲法改正案を国会に提出する方針を確認した事を受けたもの。
テープタイ氏は、民主党は憲法改正の進展を遅らせようとしているのではなく、あくまで党全体の意見を吸収する必要がある事を党側の態度が依然決まらない理由に掲げた上で、憲法改正に必要な国会議員総数630人の内315人の指示を得るためには民主党を含む連立与党の議員数274人では不十分で、今後憲法改正を前進させる為には上院議員に対する働きかけを行っていく必要があるとの考えを示した。
一方、プゥア・タイ党のヂラーユ副報道官(元iTV、NBTキャスター)は9日、あらためて1997年憲法の再運用を基本に置いた憲法改正を進めるとの党側のスタンスを確認した上で、特定の政治家・政党を利するだけの連立政党が計画している2箇条の改正の為の憲法改正案の国会提出に同調する方針が無いことを確認した。
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