アピシット首相は29日、30日付けで辞職する意向を表明したウィタヤー公共保健大臣の後任の指名を年明け後に行う考えである事を明らかにした。
 1月5日に招集される党会議の場で後任の指名が行われる見通し。
 尚、後任の公共保健大臣が正式に任命されるまで、公共保健省を干渉するサナン副首相が大臣代行を務める。
 また、アピシット首相は、今回の辞任は不正行為疑惑の調査対象になった大臣は辞任するべきであるとする、内閣結成時の9箇条の鉄の掟に則ったものであるとした上で、他の閣僚に対してウィタヤー氏の掟に対する誠意を見習うよう訴えた。
 一方、ウィタヤー氏の辞任に伴い俄に注目を集めているマーニット副公共保健大臣の去就に関しては、1月5日に行われるプームヂャイ・タイ党の党内協議の場で検討される見通しになっている事が明らかになっている。
 同党幹事長のポンティワー商務大臣によると、この党内協議後にマーニット副公共保健大臣の去就が明らかにされる予定で、また、仮に辞職となっても同党への副公共保健大臣ポストの割り当てに変わりは無い見通しだという。
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