タイ新聞記者協会のプラソン会長は24日、プゥア・タイ党が党付のマスコミ関係者に歳暮代わりに金銭を支給したとされている事に関して、金銭を受け取った行為がマスコミの倫理に反していると非難すると共に協会の綱紀委員会の総意としてメディア各社に対してプゥア・タイ党からの金銭の支給に関する事実関係の確認及び公表、支給を受けた者に対する各社の規律規程に則った処分を要求する声明を発表した。
プラソン氏によると、23日夜にバンコクにあるSCパーク・ホテル内で開かれたプゥア・タイ党下院議員総会後の宴会の席上で集められた約8万バーツの現金が、各社のカメラマンに配布する為にあるテレビ局のカメラマンに渡された疑惑があり、また現金が集められていた際に、この現金でマスコミ関係者をマッサージパーラーで接待するとの冗談が飛び交っていたとの情報があるという。
一方、宴会の際にメディア関係者に現金を引き渡したとされるプゥア・タイ党所属のガールン・ホーサグン氏は、宴会の際に党付のメディア関係者の為に新年を祝う宴会を開催する為に党幹部から総額約8万バーツの現金の寄付を集めたが、現金はメディア関係者に引き渡されておらず、依然自分の手元にあると語り疑惑を否定すると共に、集められた現金でメディア関係者をマッサージパーラーで接待した疑惑についても否定した。
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