先に武装したレンジャー部隊員が赤服軍団の警護に就くと発言したカッティヤ・サワディポン少将は3日、陸軍のサンスゥン報道官が、パクトンチャイ基地に所属していたレンジャー部隊は既に解散しており、赤服軍団護衛の為に集合する事は不可能であると指摘している事に対して、あらためて北部、東北部に散らばっている元同基地所属のレンジャー部隊員が10日の集会に警護の為に集合する事を確認した。
カッティヤ少将によると、これまでの集会等の際にもレンジャー部隊員が反独裁民主主義同盟3幹部の警備等にあたっていたという。
また、カッティヤ少将は、今回の集会ではレンジャー部隊員が部隊の制服から黒色の服に着替えて、赤服軍団の軍隊として合流する事を明らかにした上で、この話を信用しないということは、嘗て警告した民主主義市民連合に対するM79攻撃と同様に取り返しの付かない事態を再発させる事になると警告した。
一方、ステープ副首相は3日カッティヤ少将に対して、軍側には国民に危害を加える目的で武装をする権利が無いとした上で、同少将に対して、自らの発言により国民にいらぬ不安をもたらした事に関して国民に釈明するべきであると指摘した。
ステープ副首相によると、今後カッティヤ少将の動向を継続的に監視する方針だという。
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