タクシン元首相の元法律顧問のノパドン・パッタマ氏(元外務大臣)は5日、カンボジアのフンセン首相の顧問にタクシン元首相が据えられた事を当人が既に知っている事を確認した上で、滞在先であるドバイで任務に忙殺されている為同元首相が当面カンボジアを訪問する予定が無い事を明らかにした。
この発言に先立ちカンボジア政府は4日、タクシン元首相をフンセン首相の個人顧問及び同国政府の経済政策担当顧問(ノパドン氏は外交政策担当顧問と発言したとする報道も)に据える人事をシハモニ国王が承認した事を公式発表していた。
尚、ノパドン氏は、今回の顧問就任がタクシン元首相一派が目指すタイの"囲い込み戦略"の一環として行われたとの穿った見方があることに関しては、事実無根であるとした上で、世界はタイ政府を攻撃する為に囲い込むような事はしない。むしろタクシン元首相を顧問に据えたカンボジアを初めとする世界はタイ国内問題解決の支援を使用としているだけであるとした。
一方、タクシン元首相は、Twitter上で顧問に据えたフンセン首相に感謝の意を表明するメッセージを掲載した。
メッセージの中でタクシン元首相は、この人事がシハモニ国王により認証された事を名誉な事であると思うとしたが、自分にとっては自らの手でタイ国内の貧困撲滅に取り組む事の方が楽しいことであるとした。
タイの地元新聞を読む