プゥア・タイ党議長のチャワリット元首相は2日、パッターニー県を初めとする南部国境三県を包括した特別自治区"パッターニー自治区(ナコン・ラット・パッターニー)"構想の実現を目指す考えである事を明らかにした上で、3日から行われる南部訪問の際に各地の指導者や住民代表から構想に対する理解を取り付ける考えである事を明らかにした。
チャワリット元首相は防衛大臣として参画していたタクシン政権時代に同様な特別自治区構想提唱したが、その後タクシン元首相の強力な反対にあい構想を白紙撤回していた。
プゥア・タイ党によると、クーデターを首謀した、マトゥプーム党に合流すると見られているソンティ・ブンヤラッガリン大将やワーダ会派の創設者で元上院議員のデーン・トミーナー氏、マトゥプーム党のアーリペン・ウタラシン氏、JIの謀議をアレンジした容疑で逮捕されその後無罪が確定した事でも知られ、またこの事件の弁護活動を展開していたソムチャーイ・ニーラパイヂット氏が失踪した事でも知られるプゥア・ペーンディン党のウェーマーハディー・ウェーダーオ氏、民主党のヂェアーミン・トータヨン氏等の南部国境三県域を地盤とする政治家に対して今回のチャワリット元首相の南部訪問への同行を要請しているという。
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