民主主義市民連合報道官でチャワリット元首相の経済政策チームの一員として旧タイ・ラック・タイ党の中枢に関わっていた事でも知られるパーンテープ・プワポンパン氏は24日、既にタクシン元首相の気を引く為に己の立ち位置を変えてしまったチャワリット元首相に和解推進は不可能であるとの認識を示した。
発言の中でパンテープ氏は、チャワリット元首相は、タクシン政権と反タクシン派が対立していた2006年2月27日に社会対立解消の為の1997年憲法改正を支持し改正審議案に署名までしていたにも拘わらず今になって手のひらを返して1997年憲法の復活を要求する勢力に与しただけでなく、タクシン元首相に取り入る為に自らが社会対立の元凶であると指摘した軍、資本家、王室の失墜を狙っている勢力に与していると指摘した。
また、チャワリット元首相と連合幹部のヂャムローン・シームァン少将との間で直接対話の機会を持つことで合意に至っていると伝えられている事に関しては、ヂャムローン少将との間でコンタクトが取られたのはチャワリット元首相がプゥア・タイ党に合流する前で、合流後は一切のコンタクトが取られておらず、また5幹部間でも是非を巡った協議が行われていないとした上で、今やカンボジアのフンセン首相に取り入って法治国家たるタイの失墜を狙っているチャワリット元首相との直移設対話の実現は極めて困難であるとの認識を示した。
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