19日夜半、ナラーティワート県ヂャネ郡内の一軒家で爆発が発生し、家主の25歳のイスラム系男性が死亡するという事件が発生しました。 当局側によると、爆発が発生した家は爆発物の製作用に使用されていた疑いが濃く、また爆発当時屋内にいた2-3人の仲間が裸足で逃走しているのが確認されているようです。 当局側は、一味に繋がる重要な手がかりが得られる可能性があるとして、緊急配備を敷いて逃走中の仲間の行方を追っているようです。 また、ナラーティワート県内では19日夕方に、バーヂョ郡内で一連の不穏な動きに関係した容疑で非常事態令施行規則に基づく逮捕状が発行され警察署に出頭し、事情聴取後に釈放されていた35歳の容疑者が4歳の男児と一緒に帰宅する為にバイクで路上を走行中に、バイクで現れた2人組に銃撃され2人とも死亡するという事件が発生しています。 死亡した容疑者は、一味の首領クラスで重要容疑者の1人であるマーハーマ・メロ容疑者の親戚筋にあたると見られていたようです。 当局側は、口封じの為に殺害されたとの見方を示しているようです。 更にナラーティワート県内では、18日19:20頃にターク・バイ郡内で、仏教寺院の正面付近に仕掛けられていた爆発物が爆発するという事件が発生しているようですが、幸い人的な被害は確認されていないようです。 また、パッターニー県内では19日6:30頃、ヤッリン郡内で仕事先へ向かう夫人を後部座席に乗せバイクで走行中だった35歳の自警組織に所属する男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しました。 一方、17日夜半にヤッラー県県都内のホテル内にあるカラオケ店が爆破された事件に絡んで、一部報道が、当時同店を訪問する予定だったヤッラー県の県知事を狙った犯行だったと報じている事に関して、ブンヤシット県知事は自分は酒飲みではなく、また事件が発生したホテルやカラオケ店には一度も言ったことがないと語り報道を否定していました。
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