⼤林組(本社:東京都港区)のグループ会社であるタイ⼤林(本社:タイ・バンコク)は30日、タイ・バンコクで開発中の大規模複合開発プロジェクトにおいて、サハ・パタナ・インター・ホールディング(SPI 社)と合弁ホテル会社「ラチャダムリ・ホスピタリティ・マネジメント(RHM社)」を設立したと発表した。RHM社は、西武・プリンスホテルズワールドワイド(SPW、本社:東京都豊島区下)とホテル運営に関する基本合意書を締結。同プロジェクト計画地で、2029年度中のホテル開業を目指す。
大林組によると、SPI社はタイの消費財大手サハ・グループの中核会社。RHM社の資本金は26億バーツ。持ち株比率はタイ大林60%、SPI社40%。
同プロジェクトの計画地は、バンコク都パトゥムワン区ラチャダムリ通り。高架鉄道BTS「ラチャダムリ」駅に直結している。敷地面積は約9804平方メートル。延べ面積は約11万7650平方メートル。地上36階、塔屋2階、地下3階の高層ビルで、オフィスやホテル、小売などが入居。2029年度中の開業を予定している。
RHM社とSPW社が開業を目指すホテルは、ビル上層階(26階~36階)に位置。ブランド・ホテル名称は未定。客室は約200室。本格的な和食を提供するレストランや、バンコクの絶景を満喫できるラウンジ・バーとインフィニティプール、スパ・フィットネス、クラブラウンジ、宴会場、会議室などを併設する。
ホテルのコンセプトは「Garden in the Sky」。遮るものがない絶景とともに、日本のホテルブランドならではのおもてなしと癒しの空間を提供するという。