反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は14日、タクシン元首相の恩赦誓願を提出してから60日目となる17日に計画されている大規模集会が平穏、非武装を旨に行われる方針である事を再確認した上で、強硬手段を講じたり強制排除に乗り出す事が自らの手で東南アジア諸国連合首脳会議及び同関連会議を中止に追い込むことに等しいという事を心得ておくべきであると政府に釘を刺した。
その上でヂャトゥポン氏は、関係当局に対して第三者による扇動に便乗して情勢を最悪化させるような行動に出ることが無いよう要求した。
同盟によると、当初バンコクのラーマ5世像前広場で開催が計画されていた17日の集会は首相官邸斜め正面のチャマイマルチェート橋側に場所を変えて開催する予定だという。
一方、同盟幹部で全土赤色化運動報道官のナタウット・サイグゥア氏は、政府打倒の為に資金調達を強化する方針である事を明らかにした上で、政府は年末を待たずに崩壊の道を歩むことになると指摘した。
発言の中でナタウット氏は、11月14日に友が共に歌い、同志が共に戦うと名付けられた資金調達目的のコンサートをナコンラーチャシーマー県内のカオヤイ国立公園内にあるボナンザ・リゾートで開催する予定である事を明らかにした上で、このコンサートが全国の赤服同志が年末までの政府崩壊を目指す戦いの態勢に入った事を政府に示すことになるだろうと語った。
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