チェンラーイ県内に本拠地を置く赤服軍団"民主主義の為の6月24日グループ"は30日、赤服軍団系のラジオ局を通して同グループを脱退しもう一つの赤服軍団である"タクシンを愛するサークル"に合流した男女2人の元メンバーを名誉毀損で刑事告発する方針である事を明らかにした。
6月24日グループは、反独裁民主主義同盟幹部のソムヨット・プルゥクサーガセーム氏が幹部に名を連ねる赤服軍団で、同氏は同盟離脱派のヂャクラポップ・ペンケー氏が寄稿している週刊雑誌を発行している事でも知られている。また、タクシンを愛するサークルは、タクシン元首相がチェンラーイ訪問の際に必ず訪れる事で知られる飲食店オーナーの女性が主催する赤服軍団で、最近ではオーナーが経営している飲食店に銃弾が撃ち込まれる事件が発生していた。尚、この事件に関してはオーナーの息子が絡む殺人未遂事件が背景にあるとの見方もされている。
6月24日グループによると、あたかも同グループが肥料販売の利益から搾取した金銭をバンコクに送り込む人員の動員費用として使用するなど不透明な資金運用を行っているかの様な虚偽の情報を反タクシン派の民主主義市民連合系のプーヂャッカーン紙の記者に提供し、同紙のサイトに記事を掲載させた事によりグループの名誉を傷つけた疑いがあるという。
同グループが名誉毀損で刑事告発する方針をラジオ番組内で発表している際に、名指しされた2人が赤服を着込んだ集団を率いて放送局前に集まり、明朗に資金の運用が行われている事を証明する資料の提示を求める場面も見られた。
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