反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は25日、タクシン元首相が電話で直接第二次タークシン計画の存在を否定していた事を明らかにした。
問題の第二次タークシン計画は、タクシン元首相の為の最終戦争を政府に対して仕掛ける事を意図したものとされ、25日朝に第一地区国軍本部のカニット本部長が情報当局筋から27日に計画されている同盟の集会は、過激な手段により政府を崩壊へ導くないしは政府に対する包囲網を敷くために7戦隊を投入するとする第二次タークシン計画に則り行われるとの情報を得ている事を明らかにし、また、ステープ副首相は、第二次タークシン計画の存在を確認している事を明らかにしていた。
ナタウット氏によると、第二次タークシン計画は反同盟派のサイト上で公開された信用できない情報をもとに広がったもので、大きな成果を上げていない政府が同盟のデモ隊制圧の大義名分作りの為にでっち上げた可能性が高いという。
また、同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は、第一次、第二次タークシン計画は何れも精神を病んだ者が同盟を非合法化する目的ででっち上げたものであると指摘した。
尚、第一次タークシン計画に関しては、タクシン元首相の側近としても知られ、また同元首相からプゥア・タイ党党首就任の要請があったとも伝えられた事もあるソムチャーイ・ペートプラスット氏が党内の一部の幹部が立案したものであることを認める発言をしている。
参考
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