23日夜、タクシン元首相はチョンブリー県パッタヤー地区内で開催された反独裁民主主義同盟の集会で電話演説を行い、いまこそタイに民主主義を取り戻すときであると訴えた上で27日の大規模集会への参加を促した。
タクシン元首相は演説の中で、真の民主主義は国民からの恩に応えることを旨に1997年憲法の精神に則り30バーツ一律診療政策や村再生基金等の政策を施行していたタイ・ラック・タイ党政権時代に実現していたが、現在のタイの民主主義は私益のみを追求する政治家や官僚等によって失墜の危機を迎えていると指摘した上で、今こそタイに民主主義を取り戻すときであると指摘した。
その上で、タクシン元首相は、自らは来月で60歳になるが、未だ働く気力は失っていないとした上で、赤服軍団に対してタイが抱える借金清算に貢献する為に帰国させて欲しいと訴えると共にアピシット政権を追い出すために27日にバンコクで開催が予定されている大規模集会に参加するよう呼びかけた。
その際、タクシン元首相は、経済危機の時に民主党政権が負ったIMFからの借金を自分が政権時代に全て返済したにも拘わらず再度民主党が国外から借金をしようとしていると指摘した。
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