プームヂャイ・タイ党のチャワラット党首(内務大臣)は14日、事実上タクシン元首相とネーウィン・チットチョープ氏の代理戦争の様相を呈する激しい補欠選挙戦が展開されているとされるサコンナコン県の第三選挙区で13日に行われた期日前投票に異常な人数の有権者が投票に現れたことと党とは一切無関係であると語った。
INNによると、8,000人以上の有権者が13日に期日前投票を済ませたという。
この発言は、プゥア・タイ党のプロームパン報道官が、現在補欠選挙戦が展開されているサコンナコン県内の選挙区で13日に行われた期日前投票の際に特定の投票所に尋常では無い人数の有権者が投票に現れた背景にプームヂャイ・タイ党による有権者の動員があったと指摘すると共に、投票所の係官が期日前投票に訪れた有権者に対して21日の投票日に投票できない理由を尋ねていなかっただけでなく17:00の投票締め切り後の投票を認めていたと指摘し、選挙委員会側の職務遂行義務違反及び恣意的な職務遂行があったと指摘したことを受けたもの。
この指摘に対してチャワラット党首は、動員への関与を否定した上で、プゥア・タイ党側の指摘は激しい選挙戦が展開されている状況下で普通に起こりえる他党に対する攻撃でしかないと一笑に付した。
INNによると、14日に行われた期日前投票では、親タクシン派のシンボルカラーである赤服を着込んだ集団が各投票所前に集まる場面が見られたという。
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